こんにちは。
森本剣道塾 森本です。
相小手面が上手くいかない・・・。どうやって打ったら良いんだろう・・・。どうやって練習したら良いんだろう・・・。
とお悩みの方が多いです。
そこで相小手面のコツや練習方法を記事にしました。
コツは足は細かく・左手は上
詳しく解説していますので最後まで読んでぜひ相小手面を攻略してくださいね(^^♪
この記事で得る事
・相小手面とはなにかが分かる
・相小手面のコツが分かる
・相小手面の練習方法が分かる
目次
・相小手面とは?
・相小手面の打突方法
・相小手面のコツ
・相小手面の練習方法
相小手面とは?
相手の小手に合わせて小手を打ち相殺してそのまま面を打つことをいいます。
小手←面への連続技になります。
相殺とはお互いに打突して相手の小手を無効にすることです。
お互いが小手を切っている状態になります。
よく相小手面をする際に小手を打たずに竹刀を打っている方を見ますが、これはこれでありだと思います。
細かく言うと小手打ち落とし面になっている状態の方が多いのではないでしょうか。
相手に打たれないように打つには確かに効果的な方法です。
しかし、これが相小手面!というのは少し違います。
相小手面はあくまでお互いに小手を打ってその後に面を打つことを言います。
相小手面の細かい動作は間合いなどの状況によって変わってきますが、この記事では基本的なことをご紹介します。
応じ技を覚える際に早い段階で習得に取り組むのではないでしょか?
相小手面の打突方法
相小手面は小手から面を打つ連続技になります。
小手を相殺する必要があるので小手を適当に打っては相殺もできずに終わってしまいます。
まずは小手を全力(一本にするつもり)で打つことが大切です。
相手が小手を狙って前に出てくるので自分も同じように前に出てしまっては間合いが詰まってしまい、引っ掛かるか、面を打突部で捉えることができません。
そこで小手は踏み込み幅を小さく(半歩ほど)して打突してその後、半歩(もしくはその場)で面を打ちます。
左足を毎回継いでしまっては間合いが詰まるため、左足は動かさないほうが打ちやすいです。
相小手面のコツ
ここでは5つのコツをご紹介します。
・歩幅を狭く
・左手の位置を高く
・剣先を走らせる
・まっすぐ打つ
・踏み込みを速くする
歩幅を狭く
前述しましたが、相手が前に出てくるのに一本技のように自分も前に出てしまうと詰まるのは当たり前です。
打突の歩幅を狭くして間合いを調整すつことが大切です。
歩幅を狭くすることで踏み込みも速くなり、打突スピードも上がります。
左手の位置を高く
上から乗れない方は打突時の左手が低い方が多いです。
下から上にできるだけ角度をつけずに打とうとする方がいらっしゃいますが、これでは上手くいきません。
打突時(特に小手)に左での位置を少し上げる事で剣先がいつもより走るようにないます。
また、上から打とう打とうとせずとも自然と上からの打突にないます。
剣先を走らせる
前述しましたが、左手のを上手く使って剣先を走らせて相手の小手を上から相殺します。
初心者の方などはどうしても右手で振ってしまって剣先のスピードが落ちてしまったり、振りかぶり過ぎて小手を打たれることが多いです。
そこでコツとしては左手を前に出して打突時は左手の位置を気持ち高くすることです。
こうすることで剣先が左手よし下の位置に来るので剣の重さが先に伝わります。
極力無駄も無くしているので相手より鋭くかつ思い小手を打つことができます。
剣先が鋭いと竹刀の跳ね返りも強くなるので面への移行が容易になります。
まっすぐ打つ
まっすぐ打つのはなんだかんだで難しいですよね。
振る時に右手が強くなってナナメに振ったり、打突時は小手に当てようとナナメから打ったりと無意識のうちにまっすぐ打てていない時が多いです。
大事なのは刃筋正しくすること、できるだけコンパクトにすること
ナナメから打つのと上からまっすぐ打つのでは大きな違いがあります。
相小手になった場合100%上からまっすぐ打つ方が勝ります。
竹刀と竹刀が合わさった場合も切り落としのような状態となり、ナナメの方が負けてしまいます。
ではまっすぐ打つにはどうしたら良いのでしょう?
ポイントは構えた時の手の握り、振りかぶり時に握りを変えない、剣先から左手を一直線にする意識、無駄に振らずに左手を前に出して手首(手の冴え)で打つ
このようなことを行うとまっすぐに打てるようになります。
踏み込みを速くする
相手も前に出てくるので、踏み込みの幅が大きかったり、遅いと相手に引っ掛かったりしますよね?
そこで大事なのが踏み込みの速度です。
踏み込みの速度を上げるにはどうしたら良いか
・左足を残し、右足だけで踏み込む
・姿勢(体幹)を崩さない
これだけです。
ただ、これらを面をつけずにひたすら練習しないとすぐには体現することはできません。
左足を残して右足だけでひたすら二段踏み込みましょう。
足が速くなれば自然と振りも速くなります。
相小手面の練習方法
理屈は分かってるけど上手くいかない方のために練習方法をご紹介します。
・面をつけずにひたすら右足で二段踏み込む
前述しましたが、これは効果抜群です。
踏み込む際に相手との間合いを想定してその場で踏み込みをしたり、少し踏み込み幅を広げたりしてどんな状況でも正しく速く踏み込めるように体に染みつかせましょう。
慣れてきたら片手を振りながら練習しましょう。
片手を振る際は手首で柔らかくまっすぐと振ります。
この際に手を意識するのではなく、足を優先して足に合わせて手を振ります。
テンポよくリズムよくできるようになれば速度を上げていきましょう。
・竹刀を持って空間打突
前述しました内容を竹刀を持って行います。
この際も竹刀を振ることよりも、足を優先します。
竹刀は剣先を前に出すとこから始めましょう。
前に出す時に左手を真っすぐ前に出して少し高めの位置で止めます。
この方法を繰り返します。
・打ち込み台や元立ち(竹刀で受ける)に打突
一人での打突がスムーズになったら今度は実際に打ちこみます。
打ち込む際はうちの強さよりも踏み込みの強さ、振るよりも前に出すを意識して行います。
力を抜いて鋭く踏み込めるようになったら徐々に手の冴えを意識して打ちを強くしていきましょう。
これも反復演練あるのみです。
・実際に防具を着けて打突
お互いに面を着けてまずは小手面の練習をします。
この際に工夫すると良いのは間合いです。
近間の状態から初めて元立も下がらずに受けます。
ほぼその場の状態です。
この練習によって近い間合いでもコンパクトに鋭く打突できるようになります。
・実際に相小手面
ここまできたら実際に相小手面を行います。
ここでも少し工夫します。
まずは一足一刀の間合いから相小手面をします。
その際に抜けずに鋭く何回も行います。
その後に実際に抜けて残心をとります。
まずはその場で行い、成功体験をさせてから抜けさせるとスムーズにいきます。
慣れてきたら遠い間合いから勢いをつけて入って相小手面をします。
相手を追っかけた時に勢いがある状態でいかにコンパクトに打つかが大切になるのでこの状況も練習しましょう。
縦に何名か並ばせて連続で打ち込んだり、並んでいる人が勢いよく小手にくるのを相小手面をしてみたりすると色々な状況に対応ができるのでお勧めです。
まとめ
いかがでしょうか?
他にも方法はあると思いますが、ぜひ試して上達してくださいね(^^♪
森本剣道塾では一人一人に合った指導を考え、アプローチしています。
子供たちにあっなるほど!と気付かせ体現できるように工夫しています。
現在入会・体験受付中ですので気軽にお問い合わせください。
入会・体験 受付中